高尾山近郊にはいくつかの山があります。以前の記事では景信山・高尾山の縦走をお伝えしましたが、今回は景信山・陣馬山の縦走についてお伝えします。
陣馬山にはいくつかルートがありますが、前回同様に小仏ルートにしました。小仏から景信山までの詳細は上記の記事をご覧ください。そこまでのルートは前回と同じです。
暖かい季節になったせいのといつもより1時間遅くについたのもあり、9時前の高尾駅北口のバス停は長蛇の列でした。小仏行きも陣馬高原下行きも長蛇の列で、最後尾という看板が出ていました。乗れないかなと思ったのですが、さすが高尾!どちらも臨時便が何本も出て座っていくことができました。小仏行きは3台出たと思います。3月でこの混み具合なので、オンシーズンは本当に混雑するのだと思います。
小仏から進んでいくとこんな山道が続いています。どの山もそうですが、登り始めは自分のペースを取り戻すのが大変です。暖かくなってきたので少し歩くと汗だくです。
高尾山周辺のこの辺りの山は、標高が800m前後のところが多いです。そう高くないので景色がいいわけではありませんが、都心からアクセスがよく気軽に登れるところが多いです。
土地勘がないのでいつもイマイチ、見えている景色がどこなのかはわかりません。この日もはっきりとしない空でくすんでいました。景信山山頂については今回は割愛します。
前回はここで左に進んだのですが、今回は陣馬山へと向かいました。
景信山から陣馬山のルートは平坦で、道幅も広く非常に歩きやすい山道でした。月1で行きたいと思うほど好きな山道でした。急登もあまりありません。
時々これがありました。前回の記事に書きましたが、関東ふれあいの道の看板です。ここから下山まで10kmもあるの?と思ってしまいそうですが、実際はそんなに遠く感じませんでした。
そして平坦な道が続きます。混雑していたバスが嘘のように、空いていてとても歩きやすかったです。高尾山に行く人が多かったのかもしれません。
私は花粉症ですが杉だらけの道をどんどん進みました。かゆいのは確かなのですが、山に行きたい気持ちの方がいつも勝ります。
このルートの特徴はまき道が非常に多いことです。無駄な登りを省くかどうかだけの違いなので、結果的にはどちらを進んでも同じ道に合流します。トレランの人はまき道を進んでいました。私もほとんどはまき道を進みました。ソロ登山の時は時間がすべてなので無駄は省きます。ソロはやっぱり不安がつきまとうので、一刻も早く下山をしたいからです。
時々階段もあります。丹沢の塔ノ岳のようにずっと続くわけではないので、いつも嫌いな階段も楽しむことができました。木の階段ってどこの山でもそうですが、歩幅が合わず非常に歩きにくいんですよね。
この看板にも時々出会いました。夕焼け小焼けの歌の舞台がこの辺なのだそうです。帰りのバスでアナウンスが流れていました。夕焼けがきれいなところなのでしょうか?早々に下山したので、夕焼けには出会えませんでした。
唯一あった急登。いつもなら疲れるような急登でしたが、一週間ぶりの登山のせいか余裕でした。標高が低いので真夏のこの急登はきついかもしれません。そんなに長くは続かず、ここだけなのですが。
木漏れ日がとてもきれいでした。山はやっぱりいいなとこういう時に思います。
近づけなかったので何の花なのか分かりませんでしたが、とてもきれいでした。
そして頂上に到着です。
頂上は開けていて、とても素敵なところでした。茶屋もいくつかありました。360度見渡せるので空が澄んでいれば、絶景に出会えることでしょう。この日は3月半ばだったのですが、山頂では雪が舞っていました。積もるほどではありませんが、山頂はとても寒かったです。
信玄茶屋です。田楽とけんちん汁が有名のようで、みなさん食べていました。茶屋のおじさんもいい人でした。あいにく私は食べませんでした。
白樺に出会えました。ここだけ見るとどこにいるのか分からなくなります。
このルートの注意点は、陣馬山から陣馬高原下バス停までの下山です。頂上ですら下山ルートがわかりにくく、YAMAPを見ないとどこから下ればいいのかわかりませんでした。それもそのはず、ここからの下山ルートは非常にたくさんあるのです。登ってきたところを下っても途中で分岐点があるので、バス停まで行くことができます。初めてのルートで下山ではあまり人に会わなかったため少し不安になりました。ちょっと迷いそうなルートでした。
今回は小仏バス停〜景信山〜陣馬山〜陣馬高原下バス停のルートにしましたが、逆ルートは登りが非常にきついと感じました。下るの急でとても大変だったからです。今後も逆ルートは使わないと思います。
アクセス
小仏ルート:高尾駅北口から小仏行きのバスで約20分。小仏下車。
陣馬山
標高:855m
標高差:登り567m/下り530m
難易度:初級★★
歩行時間:3時間20分
ヤマスタ:有り(コロンビア×YAMASTA)
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