東京の檜原村に浅間嶺があります。ルートはいくつかありますが、今回は払沢の滝からのルートを選択しました。払沢の滝については別記事をご覧ください。
払沢の滝を過ぎて道なりに行くと、浅間尾根の看板があります。ここには駐車場と公共トイレが完備されています。浅間嶺には至るところにトイレが完備されているので、とても安心です。そこまでメジャーな山でもないのですが、トイレの多さには驚きました。
浅間嶺は檜原村にありますが、すぐ隣は奥多摩です。奥多摩の御前山などが近いです。
このルートの前半は山道と車道の繰り返しです。山道を歩いたかと思うと、またすぐに車道に出ます。その繰り返しなので、看板をよく見て歩かないと間違えそうになります。
そこまで人気の山でもないので、荒れている山かなと思っていたのですが、非常に整備されていました。とても歩きやすい山道でした。最近通っていた大月近辺の山とは違い、道が本当にきれいです。初心者にオススメの山です。
この山の注意点は前半に木々が少なく、直で日光が当たることです。8時頃から登り始めましたが、初夏の今でも暑さを感じやすく、真夏には厳しい山だと思います。
このルートには急登はありません。程よい登りが続くだけでなので、特別辛い場所もありません。あまり登山慣れしていない人やブランクがある方にオススメの山です。
前半は木々が少ないため、とても眺望が良かったです。新緑も美しかったです。
しばらく行くと峠の茶屋があります。今はやっていないようでした。この先にある他の店で現在は営業しているようでした。
看板沿いに進んでいくと甲州古道という看板に出会いました。この道は古くは、江戸から諏訪まで続く道だったそうです。そんなに道幅が広いというわけではないのですが、当時は馬などが通っていた道なんですよね。
奥多摩の山々が一望できました。眺望のいい場所が多かったです。
頂上のすぐ近くに休憩所がありました。ここにはベンチとトイレが完備されています。開けたスペースなので、のんびり休憩することもできます。この日はとても空いていたので、ここで休憩はしませんでした。
頂上の展望は素晴らしいです。360度、見渡すことができます。写真中央にうっすらと見えるのが富士山です。暑くなってくると霞んでしまい、展望は富士山がはっきりと見えないそうです。周囲の新緑もとても素晴らしかったです。
こちらは奥多摩側です。鷹ノ巣山や雲取山が一望できました。数年前に登った奥多摩の御前山もすぐ目の前でした。本当に素晴らしい眺望でした。
しかし、実は本当の頂上はこちらです。さっきのところから10分ぐらいのところにあります。ここには標識も何もありません。木に簡易的に付けられたこれだけなんです。ここは木々に覆われているので、展望も悪いです。私は払沢の滝に引き返すルートだったので、この奥へは進みませんでした。数馬方面に行く場合はこのルートを使います。
頂上近辺にはワラビが生えていました。ワラビ採りをしている方もいました。
下山は行きのルートを戻りました。浅間嶺はいくつかルートがあるのですが、どこも五日市駅から遠いので、払沢の滝経由にするのが一番アクセスがいいんです。登山口もバス停からとても近いです。
あまりメジャーではない浅間嶺ですが、展望も良く山道が広くて、本当に素敵な山でした。新緑もとてもきれいでした。yamastaというアプリで登山のスタンプを集めているので、そのためだけに登頂したのですが、何度も行きたい山でした。
アクセス
払沢の滝ルート:武蔵五日市駅からバスで約20分。
浅間嶺(せんげんれい)
標高:903m
標高差:登り785m/下り809m( 払沢の滝〜浅間嶺〜払沢の滝)
難易度:中級
歩行時間:5時間
ヤマスタ:有り(奥多摩10座)
コメントを投稿するにはログインしてください。