登山で一番面倒だと感じることはアクセスを調べることです。車で行くなら楽なのかもしれませんが、交通機関を利用しているため、毎回それを調べるのに結構苦労しています。
今回は北アルプスの燕岳へのアクセス方法をご紹介します。
北アルプスの燕岳ってどこにある?
燕岳は長野県安曇野市にあり、常念山脈に属しています。燕岳の登山口である中房温泉までは、JR大糸線穂高駅からバスが出ています。穂高駅は松本駅から電車30分で行くことができます。そのため東京から行く場合には、まず松本駅まで行く必要があります。
1.東京(バスタ新宿)から松本駅へ 《高速バス》
東京から松本へのバスはバスタ新宿から出ています。主なバス停は、バスタ新宿〜中央道日野〜松本インター前〜松本バスターミナルです。松本バスターミナルは松本駅のすぐ近くにあります。徒歩数分のところです。なので燕岳に行く時は終点の松本ターミナルで降りれば大丈夫です。
バス会社はいろいろありますが、私はいつもハイウェイバス・ドットコムというサイトで予約をしています。総合的な高速バスの予約ができるので、とても便利なサイトです。
《乗り場》バスタ新宿
《降り場》松本バスターミナル
《運賃》片道3500~3800円
《所要時間》約3時間20分
《本数》1日48便/30分~1時間に1本
ここでひとつポイントがあります。ハイウェイバスのサイトにはWEB回数券があります。新宿-松本間のWEB回数券は、2回分か4回分で購入することができます。ネットで事前に回数券を購入し、バスの予約をした時にその回数券で支払うというシステムです。料金は4回分で12,200円です。1回あたり3050円です。通常だと片道3500円以上するので、とてもお得なセットになっています。
そしてこの回数券は複数人でも利用できるという優れものです。4回分であれば、2人で往復利用することができるんです。また回数券を使用して予約した場合でも、WEB上でキャンセルや変更ができます。
WEB回数券 (ハイウェイバス・ドットコム)
《購入枚数》2回分・4回分
《購入場所》WEB
《回数券を使って予約した場合》キャンセル・変更がWEB上で可能。解約受付期限まではキャンセル等の料金が無料。
《払い戻し》有効期限内なら払い戻し可能
《有効期限》3ヶ月 (新宿~松本) 回数券により有効期限は異なります。
こんな感じでとても簡単に利用できます。最近は登山に行く時にこの回数券を利用することが多いです。また後日ご紹介しますが、南アルプスにもWEB回数券を使っていきました。
2019年9月29日現在:バスタ新宿の始発は6:05です。松本BT着は9:23予定です。中央道の渋滞がひどいため、実際には3時間20分では到着しません。お盆だったというのもあり、行きも帰りも2時間余計に時間がかかりました。
後述しますが、松本駅から登山口は、最短でも1時間半以上かかります。そのため当日に新宿発で行くのは難しいと思います。(燕岳は8時間コースで、登りは5時間かかります。)私は松本に前泊しました。
最終便の場合:バスタ新宿発22:25-松本BT着1:43です。この場合でも、登山口までのバスの始発までどこかで時間を潰す必要があります。
2.松本駅から穂高駅へ (電車)
JR松本駅から穂高駅までは電車で行くことができます。バスも調べましたが、見つけられませんでした。なので一番安く簡単に行く方法は電車だけだと思います。
《路線》JR大糸線
《乗車駅》松本駅
《降車駅》穂高駅
《所要時間》約30分
《運賃》320円
《本数》30~1時間に1本
東京から穂高駅までは少なくとも4時間以上かかります。徒歩時間や大糸線の本数の少なさを考えると、無理なスケジュールはオススメできません。また、燕岳は北アルプス三大急登と言われている山なので、移動で無理をすると登れなくなる可能性も高いです。余裕をもったスケジュールでいきましょう!
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