【東京から日帰り登山】《百名山》アクセスがいい!ツツジやアセビが有名な”天城山”!秋の登山は要注意!

【東京から日帰り登山】《百名山》アクセスがいい!ツツジやアセビが有名な”天城山”!秋の登山は要注意!

百名山の中でも登りやすくて有名な山が「天城山」です。

 

伊豆半島の中央に位置しているので、比較的アクセスがいい場所にあります。

 

また、標高が低いことから、一年中登りやすい山としても知られています。

 

 

そんな天城山ですが、標高差がほとんどなく、登り甲斐がなさそうなことから、

 

私は何年も登るのを先送りにしていた山でもありました。

 

 

伊豆半島は東京から近いようで、思っているよりもアクセスに時間がかかります。

 

イメージ的には都心から2時間程度で着きそうな気がしてしまいますが、

 

熱海から先が意外と遠く、予想以上に時間がかかります。

 

 

しかし、百名山を踏破するために一度は登らなくてはいけないので、やっとのことで行ってきました。

 

晩秋から冬はオンシーズンには、決して行かない山に登ることにしています。

 

 

そのひとつが天城山でした。

 

 

天城山ってどこにあるの?

 

 

天城山は伊豆半島の中央部に位置しています。

 

 

天城山という名で知られていますが、実際には天城山と言う山はありません。

 

その辺一帯の山々の総称が「天城山」です。八ヶ岳のようなものです。

 

 

なので、地図で調べる時はどの山を登るのか、どのルートを使うのかをあらかじめ調べておいた方がいいです。

 

どこまで登るか、どちらから登るか、によって歩行時間もルートも変わってきます。

 

 

一般的なルート

★天城山登山口〜万二郎岳〜万三郎岳〜天城山登山口

・天城山登山口〜万二郎岳〜万三郎岳→往路を戻る

・天城山登山口〜万二郎岳〜万三郎岳〜天城峠(修善寺)

 

 

 

★JR伊東線「伊東駅」からのアクセス

【バス】天城東急リゾートシャトルバス

【乗り場】伊東駅バスターミナル

【降り場】天城高原ゴルフコース (天城山登山口) 

【所要時間】約1時間

【料金】1,020円 (現金のみのお支払い) ※Suica、PASMO等のICカードは使えません。

【本数】1日5本

【運休時期】2021年1月4日〜3月17日まで運休

 冬季は登山口から一番近い「天城高原ゴルフコース」までのバスの運行はありません。

 「伊東駅〜ハーヴェスト天城」までの折り返し運転となります。

 

降りるバス停は時刻表には乗っていない「天城高原登山口」です。

ゴルフ場の敷地内になるので終点の「天城高原ゴルフコース」で降りても大して場所は変わりませんが、

登山者の皆さんこちらで降りていました。どちらでも問題はありません。

 

 

青春18きっぷを利用したアクセスはこちらから♫

こちらにもアクセスの詳細を載せています。

 

★修善寺駅からのアクセス

【バス】東海バス

【乗り場】修善寺駅

【降り場】天城峠

【所要時間】約50分

【本数】10本 ※時刻によって行き先が変わります。

 

人気なのは伊東駅からのコースです。

 

修善寺(天城峠)から伊東駅(天城高原ゴルフ場)へ進む縦走コースもありますが、歩行時間が約7時間となるので

時間と体力に自信がある方にオススメです。

 

 

 

天城高原登山口

 

 

天城山登山口でバスを降りるとすぐに写真の看板があります。

 

 

この看板の方に進むと駐車場とトイレがあります。トイレはここ登山口にしかありません!

 

駐車場は登山者専用で100台ほど停めることができます。

 

 

 

 

 

天城山登山口〜四辻

 

登山口はバスを降りてすぐにあります。

 

まずは分岐点の四辻を目指します。登山口からは15分ほどです。

 

 

天城山は百名山の中でも初心者向けの山なので、急登や危険箇所はありません。

 

なだらかで整備された道を進みます。

 

 

 

この先は2ルートに分かれます。

 

 

万二郎岳から登るのか、万三郎岳から登るのか、または一周せずに万三郎岳ピストンにするのか、

 

それによってどちらに進むのかを選択します。

 

 

私は万二郎岳からの一周コースにしましたので、万二郎岳へと進みました。

 

周囲の登山者もそのルートを使用する方が多かったです。

 

 

 

四辻〜万二郎岳

 

 

四辻から万二郎岳は約1時間です。

 

11月の半ばに訪れたので紅葉は終わりかけでしたが、所々に残っていました。

 

万二郎岳に行く途中には伊豆高原を一望できる箇所がいくつもありました。

 

 

そして天城山は休憩スポットがとても多いです。

 

なんとなく山梨の低山に似ている山田と感じました。

 

 

登山口から1時間強の万二郎岳でも休憩している方が多かったです。

 

 

辛く苦しい山行というよりは休憩を楽しみつつ、のんびり登る山です。

 

私自身は登山の時に休憩をあまり取らないので、写真を撮ってすぐに通過しました。

 

 

「山は早く登って早く下山する」をモットーにしています。

 

余談になりますが、最近は時間がかかる山メシもしていません。

 

 

それよりは早く下山し、下山後にラーメンなどを食べるのが楽しみです。

 

 

どんな低山でも同じですが、休憩を取りすぎると怠くなってしまいます。

 

登ったら下りなくていけないのが山なので、その辺は初心者の方は注意した方がいいかもしれません。

 

 

 

 

また、天城山には登山口にしかトイレはありません。

 

一周しても4時間半程度のコースなので問題はないかと思います。

 

 

 

アセビのトンネル

 

万二郎岳から万三郎岳は70分程度です。

 

ここから先は眺望がいいので1年を通して楽しめるコースだと思います。

 

 

 

 

しばらく行くと馬の背があり、その先にあるのがアセビのトンネルです。

 

天城山は花のきれいな山として知られています。

 

 

春にはマメザクラ、アセビ、ツツジ、シャクナゲなどが咲き乱れます。

 

その中でも有名なのがアセビです。

 

 

アセビはツツジ科の低木で、春に咲く花として知られています。

 

日本全国で育つ植物で、乾燥している場所を好むのだそうです。

 

 

アセビと聞いても正直すぐに浮かばなかったのですが、写真を見てすぐにわかりました。

 

今まで気にも留めない植物でしたが、山だけではなく庭先などでもよく見かける植物です。

 

 

 

 

晩秋に訪れたので花が咲いているところは見れませんでしたが、

 

やはり有名なようで他の登山者たちがアセビのお話をしていました。

 

 

万二郎岳〜万三郎岳!富士山が見える場所がある!

アセビのトンネルが終わると石楠立があります。

 

 

ここから先はアマギシャクナゲの群生地です。

 

アセビ同様に天城山で人気のお花なのでシーズンにはとても混雑するそうです。

 

 

 

 

ブナとシャクナゲの群生地を30分ほど歩くと万三郎岳です。

 

初心者向けの山なので各コースがとても短く、あっという間に到着してしまいます。

 

 

登山経験のないような子供でも登れてしまう山です。

 

実際に幼い子供達を連れて登るファミリーもたくさんいました。

 

 

 

 

 

そして、万三郎岳に行く間には富士山が見える場所がありました。

 

同じくソロで来ていた方に「ここからだと富士山が見えるよ」と教えてもらったので

 

他の方は通過する岩の上に上ってのんびり写真を撮りました。

 

 

ソロ登山はリスクもありますが、自分のペースで過ごせるところが好きなところです。

 

 

そして、ソロだと仲間と行くより話しかけられる回数も多いので、

 

仲間と一緒では得られない情報が得られるというメリットも実はあります。

 

 

 

天城山の最高峰が万三郎岳!

 

天城山の最高峰が万三郎岳です。

 

万三郎岳の頂上も休憩スペースが広くあります。

 

 

登山者の中にはレジャーシートを広げでのんびりしている方もいましたし、

 

皆さん山メシを楽しんでいるようでした。

 

 

低山なので休憩を楽しむ人が本当に多かったです。

 

11月半ばといってもまだそんなに寒くはなかったので、長時間休んでも体が冷えなそうでした。

 

 

私はここでも軽くご飯を食べてすぐに出発しました。

 

秋は日没が早いのでのんびりしすぎると命取りになります。

 

 

 

 

落ち葉が多い時期は要注意!道迷いが起こりやすい!

 

ここまで順調だった登山ですが、実はこの後の下山が問題でした。

 

万三郎岳からは天城山を一周する形で最初の分岐点の四辻まで進みました。

 

 

 

 

今までも他の山で経験していますが、落ち葉が多い時期の登山は本当に危険です。

 

何が危険かというと、落ち葉で登山道が見えにくく、気づけばルートを外れていることが多いからです。

 

 

この日、私はあまり休憩を取らずに下山をしました。

 

他の方々はまだ休憩をしている最中でした。

 

 

そしてソロ登山だったのでいつも通り、スピードをあげて下山しました。

 

その間、あまり他の登山者に会いませんでした。そのため余計にルートがわかりにくかったんです。

 

 

山道は全て落ち葉で埋まっていて道がとてもわかりにくく、

 

気づけばルートを外れていて、何度もピンクリボンのところまで引き返しました。

 

 

途中でおかしいと気づけなければ確実に迷っていたと思います。

 

落ち葉の中での下山は本来は道ではないところをどこまでも進むことが可能です。

 

そのため、ある程度、山に慣れていないと迷ったことに気づけない可能性が高いです。

 

 

特別危険な場所はなかったので他の季節であれば、

 

問題なく下山できるルートだと思います。

 

 

 

 

山頂ではのんびり休憩をしている人が多かったのですが、秋は日没が早いです。

 

落ち葉で迷う可能性は私だけではなく、誰にでもあります。

 

晩秋は通常より下山がかかる可能性を考慮し、早めの下山をオススメします。

 

 

 

初心者はもっと登山に慎重になった方がいい!

 

コロナウィルスの影響により、登山をする人が多くなりました。

 

身近に経験者がいない状態で家族で登山をスタートさせる人が昨年から多いです。

 

 

天城山でもそういうファミリーに出会いました。

 

まず、①バスのルートを調べていない。②SuicaなどのICカードが使えるかも調べていない。

 

山に慣れている人は登山バスではICカードが使えないことが多いのを知っているので

 

あらかじめ小銭や細かいお札を準備している人がほとんどです。というより登山の常識です。

 

 

③1台目に乗ってから臨時便が来たのですが、

 

臨時便が出た後に立っていた家族だけ臨時便に移動していました。

 

 

③家族別れてバスに乗った挙句、降りるバス停がわからずに本を取り出して調べていました。

 

その後、別便に乗った家族に慌てて連絡をしていました。

 

 

どう考えても準備不足です。こんな状態での登山は危険でしかありません。

 

山に慣れていないなら尚更、きちんと下調べをして行くべきです。

 

 

そしてアルプスのように混んでいるバスではないので、家族で別れて乗る必要もありません。

 

臨時便に関しては全員が座っても半分以上の座席が空いている状態でした。

 

 

 

結局、この家族にはバスを降りた後に出会うことは一度もありませんでした。

 

この状態なのでおそらく登山中も危険なことが多かったことだと思います。

 

 

また、天城山では初心者と見受けられる他のファミリーが、遅い時間から登り始めていました。

 

 

日没の早い秋の登山では少しでも登り始めるのが遅くなったら。断念した方がいいです。

 

特に初心者の方は引き返す勇気を持った方がいいです。

 

 

天城山は初心者が多く、危険な方が多い山でもありました。

 

 

 

天城山 (百名山)


標高:万三郎岳 1,405m

標高差:登り352m/下り352m

難易度:初級★★☆☆☆

危険箇所:落ち葉がある季節は迷いやすい

歩行時間:天城山登山口〜万二郎岳〜万三郎岳〜四辻の一周コース:4時間半

ヤマスタ:有り(百名山)

 

 

 

伊豆の記事はこちらから♫

 

 

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