【東京から日帰り登山】《百名山》関東!ナイトハイクで塔ノ岳と丹沢山へ!後編

【東京から日帰り登山】《百名山》関東!ナイトハイクで塔ノ岳と丹沢山へ!後編

丹沢山は大倉尾根コースで標準タイムが10時間かかるコースです。そのため、今回は前乗りをしてナイトハイクで丹沢山へと向かいました。早朝までの滞在先や日が昇るまでについては前回の記事で書きましたので、そちらをご覧ください。丹沢山の詳細等も下記記事に書いてあります。

 

 

 

 

今回は日が昇った後の日帰り丹沢山について書きます。

 

 

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堀山の家付近からは富士山が見える!

大倉尾根で行く塔ノ岳については過去に書いているので、コースについてあまり詳しくは書きません。大倉尾根は迷う場所もなければ、危険箇所も特にありません。ただただ階段が続くバカ尾根というだけです。それについては別記事でご覧ください。

 

 

では本題へ。

 

塔ノ岳は山頂がガスりやすい山です。お昼ぐらいからは季節を問わず、ガスることが多いです。なので、塔ノ岳の景色がきれいだと知ったのは登り始めて何年か経った頃でした。それぐらい山頂の景色はよくないことが多いんです。しかし、早朝は別です。早朝はスッキリとした景色が見えることが多いのも塔ノ岳の特徴です。

 

 

この日はお正月の三が日でした。寒い日でしたが、風もなく天候にはとても恵まれた日でした。大倉尾根は途中までは景色があまり良くありません。周囲が木々に覆われていて、景色を見渡せるところはあまりないからです。そんな中で富士山が見える場所として好きなのが「堀山の家」です。

 

 

大倉尾根にはたくさんの山小屋がありますが、その中でも休憩している人が多いのが「堀山の家」です。休憩をする人が多い場所ですが、土日は宿泊も可能だそうです。とてもこじんまりとしていますが、親しみやすい雰囲気があり、小屋の外では時々薪割りをしています。じっと見ていると薪割りに誘われることもあるそんな山小屋です。

 

 

 

そのすぐ脇にはいくつかのベンチやテーブルがあり、その奥を眺めると富士山が見えることがあります。その様子が上の写真です。お正月だったこともあり、富士山は雪で真っ白でした。ここまで真っ白な富士山は一年でもそう多くはないので、見るととても新鮮に感じてしまいます。

 

 

 

天気が良ければ眺めがいい”花立山荘”!

そして、次に目指すのは花立山荘です。先ほどの堀山の家は大倉登山口から約2時間なのですが、その先にあるのが「花立山荘」です。花立山荘まで来ると頂上までもうすぐだなと感じるようになります。(とは言え、ここから先もまだ試練が続くのですが…)

 

花立山荘は、頂上前のラストの休憩所になります。年中問わず、ここで休憩している人が多く、夏場には名物のかき氷、雪のある日にはここでアイゼンを履く人がとても多い場所です。そんな花立山荘のもうひとつの魅力は、見晴らしがとてもいいということです。遮るものが何もないので、天気の良い日には富士山がはっきりと見えるんです。

 

 

 

これはお正月の朝7時半の写真です。朝の空は本当に澄んでいて、はっきりとした富士山が見えました。普段はこんな早い時間に登ることがないので、こんなにきれいな空なんだと感動しました。以前から私が登っている時に下山してくる方々が、頂上は雲ひとつなかったよと話しかけてくることが多かったので、早朝の空はどんなものなのかと気になっていました。

 

その期待を裏切ることがない美し過ぎる早朝の富士山でした。この後は徐々に雲が出てきたので、ここまで美しい富士山を持続して眺められたのはこの時間だけでした。

 

 

 

相模湾方面の写真も撮りましたが、こちらははっきりしない景色でした。

 

 

 

ナイトハイクは昼間よりも時間がかかる!

花立山荘から約40分で塔ノ岳山頂です。私の場合、大倉から塔ノ岳山頂までは大体3時間半かかります。早くはないですが、標準タイムではあります。しかし、この日は約4時間かかっていました。おそらく、スタートがナイトハイクだったので景色が見えす、ペースがとても遅くなったことが理由だと思います。怖くて一歩一歩進むのが精一杯だったんですよね。

 

よく知っている登山道だとしても、真っ暗だと本当に怖くて、キョロキョロすることもできませんでした。下手にキョロキョロしたら何かが見えてしまいそうな気がしたので、ヘッドライトで照らされている足元のみを見て歩いたのでペースが落ちたんだと思います。

 

 

 

そんなこんなで塔ノ岳山頂に到着したのは8時半少し前でした。大倉を出発したのが4時20分頃だったので、約4時間かかっています。この段階ではまだ富士山ははっきりと見えていて、どこまでも見渡すことのできる美しい景色でした。山の景色はすぐに変わってしまうので、じっくりと眺めました。

 

 

 

三が日の早朝ともなると、山頂にはごくわずかの人しかいませんでした。そのほとんどはどこかしらに宿泊した人のようでした。実際に大倉から山頂までで出会った人は5人もいませんでした。私たちよりも早くにナイトハイクで登った人がどれぐらいいたのかはわかりません。

 

 

 

そして、とうとう未知なる世界へ。

 

今まで何度も何度も見てきたこの看板ですが、私はこの日まで丹沢山方面には足を踏み入れたことがありませんでした。いつか行けるだろうと思い続けて長い年月が経ちました。

 

 

 

塔ノ岳から丹沢山はアップダウンが多い!

私が知っていた丹沢山の主な情報は、塔ノ岳山頂から丹沢山までは片道1時間半かかるということだけでした。そのコースにどれぐらいのアップダウンがあるのかはわかりませんでした。多少調べはしましたが、実際に行くのと誰かの情報を見るのとでは感覚が違うものです。そういうわけであまり知らないまま丹沢山方面へと足を踏み入れました。

 

私のイメージでは、塔ノ岳から丹沢山はそんなにアップダウンがなく、平坦なところを歩いていくというものでした。標高差のグラフを見ても、そこまでアップダウンがあるようには見えませんでした。

 

 

 

しかし!塔ノ岳を出るとすぐに下りが始まりました。こんなに下るの?というほど下りが続きました。どんなイメージかというと、三ノ塔から塔ノ岳のコースにとても似ていました。絶望を感じるほどの下りは、初めて来たであろう他の登山者も同じ様でした。

 

これは丹沢山を背にし、塔ノ岳方面を振り返って撮った写真です。山頂にポツンと山小屋が見えるのが塔ノ岳です。ここから見ただけで大分下ったことが分かると思います。とにかく三ノ塔から塔ノ岳のコースとそっくりです。バカ尾根で有名な大倉尾根から登った後に、アップダウンが激しいのはとてもきついです。

 

 

 

ここからまた下り、また登るの繰り返しでした。道の正面にある山は丹沢山ではありません。そのひとつ前の山です。丹沢山ってどの山なんだろう?といつも思っていました。塔ノ岳から見える景色の中にそれかな?と思えるものはなかったからです。その理由はこの日に判明しました。丹沢山はこの写真の山に隠れていて、近くにいくまで見えないんです!だから、どこから見てもよく分からなかったのか!とこの日に思いました。

 

 

 

角度を変えた写真です。おそらく蛭ヶ岳、檜洞丸などが写っているはずなのですが、どれがどれという自信がありません。とにかく丹沢は山だらけです。ここから西丹沢までの縦走路も人気が高く、そう遠くない未来にチャレンジしたいと思っています。とてもとても遠い様な気もしていますが…。

 

 

そして丹沢山山頂へ

丹沢山に到着したのは10時でした。塔ノ岳を8時半頃に出発したので、標準タイム通り1時間半で到着しました。辛い辛いと思いつつも歩いていたら到着しました。

 

 

 

念願だった丹沢山に到着しました。行動すれば夢は叶うものだと感じた日でもありました。

 

 

 

この時は気付きませんでしたが、丹沢山と書かれているすぐ下には本当は富士山が見えるんです。この時間なると富士山は隠れてしまっていて全く気付きませんでしたが、他の方の写真で知りました。次に行くことがあれば注意して見たいと思います。

 

 

丹沢山は開けていて広い山頂でした。しかし、塔ノ岳の様に派手さはなく、きれいな山頂とは言い難いものがありました。私自身は塔ノ岳の方が好きなので、丹沢山はたまに行く程度でいいかなと思いました。また、山頂には「みやま山荘」という山小屋がありました。バッジを買うために入ったのですが、とてもきれいな山荘でした。ご飯が変わっていて美味しいと有名なので、次回はこちらに泊まりたいと思いました。

 

 

 

丹沢山から塔ノ岳への下山は早い!

少し休憩し、塔ノ岳へと引き返しました。丹沢山からの下山は早く、1時間で塔ノ岳に到着しました。標準タイムより30分も早く着けたので私にしては早い方だったと思います。

 

 

その後はと言うと、いつも通り下山時に膝裏痛が発生し、ペースがかなり落ちてしまいました。実際に何十人に追い越されたのかわからない下山でした。大倉尾根だと他の山に比べて、膝裏通が強く出やすいんです。そういうわけで最終的にはかなり時間がかかってしましましたが、初めての丹沢山は無事にクリアすることができました。

 

★コースタイム(10時間25分)
・4:19 大倉スタート
・8:23 塔ノ岳
・9:59 丹沢山
・11:31 塔ノ岳
・14:45 大倉ゴール

 

 

感想

日帰りで10時間コースというのはやっぱりきついです。行き慣れている丹沢といっても、やっぱりとてもハードだったと思います。大倉尾根は何度行ってもきついので、塔ノ岳まででも十分疲れます。そんな中で日帰りで丹沢山まで足を運ぶというのは、相当な覚悟が必要だと思いました。

 

今まで、「今日は行ける!」と思えた日に塔ノ岳より先に進もうと思っていましたが、いつも通りの8時スタートで日帰りは不可能だと思いました。今回はナイトハイクだから達成できましたが、8時頃のスタートで日帰りは私には不可能です。トレランの様にどこかで走るならできないこともないと思いますが、そうでなければ今回の様にナイトハイクか山中で一泊するのをおすすめします。

 

 

この日、帰宅してその日のデータを見ましたが、歩行距離27km、歩数48,000歩でした。このデータは、槍ヶ岳の「ヒュッテ大槍〜上高地」までの歩数よりも多いものでした。それぐらいハードなコースとなります。ですので、始発で行って7時や8時台から日帰りで丹沢山に行くのはおすすめしません!

 

数年前に南アルプスに行った時にも感じましたが、日帰りでは8時間ぐらいのコースで限界かなと思います。それ以上長くなってしまうと疲労などによる危険が伴うので、おすすめはできません。もちろん体力があって、簡単に達成できる人もいるかもしれませんので、あくまでも自分との相談になると思います。

 

 

何はともあれ、無事に下山できて本当によかったです。

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