登山のオフシーズンが近づいている最中、群馬県の赤城山に行って来ました。すでに山は寒い季節なので、首都圏近郊の百名山であり、まだ雪の積もっていない山を選びました。
赤城山は群馬県の前橋市を中心とした周辺都市の間に位置しています。赤城山とは峰の名称ではなく、黒檜山、駒ケ岳をはじめとした山々の火山体のことを言います。今回は黒檜山と駒ケ岳に登りました。
今回は東京から車で行きました。赤城山周辺には駐車場がいくつもありますが、黒檜山登山口に一番近いところを利用しました。その駐車場にはトイレがなかったので、赤城神社近くのトイレを利用しました。
赤城神社近くのトイレです。この他にバリアフリーのトイレも併設されていました。(2018年11月24日現在)
登山口です。駐車場のすぐ目の前にあります。写真の後ろの細い道を登って行きます。このルートは登りがほぼ岩場でした。意外と急登なのですが、登ることがきついというよりも岩場が多く、歩きにくい印象でした。
この辺りはとてもひっそりとした静かな地域でした。奥多摩などの首都圏にある山と違い、地方らしさを感じました。
30分ほど登ったところに、こんな場所がありました。
わかりにくいのですが、写真中央の少し右に見えるのが富士山です。群馬からも見えるんですね。
この時期の赤城山周辺は、夜は氷点下10度ぐらいまで気温が下がります。この日も登山口近くから霜柱がたくさんできていました。そして、少し登っていくと木々が真っ白になっていました。あとで調べたところ、これは霧氷というもので樹氷の一種だそうです。
写真で見ると花が咲いているようにも見えますが、これは凍っている状態です。
雪が残っていました。数日前に降ったようでした。土が凍っているところや岩場は滑りやすく、危ないところも多かったです。チェーンスパイクやアイゼンはまだ必要ありませんが、滑りやすいので注意が必要です。
赤城山は百名山ですが、初心者向け初級の山です。1時間ほどで頂上に到達します。
あっという間に黒檜山山頂です。木々はどれも霧氷の状態でした。
頂上からの景色は本当に美しく、周辺の山々が一望できました。
頂上の霧氷は一段と白く厚みがありました。
拡大するとこんな感じです。サンゴ礁のようにも見えます。神秘的でとてもとても美しかったです。私自身は北国出身で雪景色には慣れていますが、霧氷を見たのは初めてのような気がしました。
ここは頂上の看板のところから数分進んだところにある絶景スポットです。景色が本当に素晴らしかったです。いつの日か、雪山にも挑戦して見たいと思った日でもありました。
10時より登り始めたので、頂上にたどり着いたのはお昼前でした。そのため、気温の上昇とともに溶け出した土がぬかるんでいて、頂上付近は歩くのがとても大変でした。
御黒檜大神です。ここからの景色もきれいでした。
遠くに見えるのが小沼です。山の上に沼があるのは不思議な感じがしました。
紅葉の季節は美しい山なのでしょう。
下山の駒ケ岳ルートは、ほぼ階段でした。逆ルートでの登りはきつそうだなと感じました。丹沢の塔ノ岳を思い出しました。
駒ケ岳を通って下山しました。
4時間弱の登山でした。初級なだけあり非常に楽な山でした。いつも登っている中級の山のように、頂上はまだ?ということもなく、あっという間に頂上にたどり着きました。下山もとても楽でした。中級者が夏にわざわざ登るような山ではありませんが、トレーニングとして気軽に登るにはいい山だと思います。
アクセス
車:東京から約2時間半。三連休の中日でも関越自動車道は渋滞していませんでした。公共機関:JR両毛線前橋駅からバスで1時間。赤城山大洞下車。
赤城山(黒檜山)
標高:1,828m
標高差:登り483m/下り465m
難易度:初級★★☆☆☆
歩行時間:黒檜山ルート/4時間弱
ヤマスタ:有り(百名山)
服装( 2018年11月24日):ハードシェル、フリース、長袖Tシャツ、ヒートテック、極暖、タイツ、ショートパンツ、冬用ソックス
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