パレルモで有名な観光地のひとつに”プレトーリア広場(Piazza Pretoria)”があります。
パレルモ中心部のちょうど真ん中にあります。
パレルモの観光名所”クアットロ・カンティ(Quattro Canti)”からすぐのところです。
クアットロ・カンティは、大通りの角にある4つの建物が彫刻で飾られているものです。他のヨーロッパやイタリア国内でもありそうでない感じの建物です。その建物自体が名所なので中に入って見学等はできません。上の写真がその写真です。これは2つだけの写真ですが、実際にはあとふたつ似た建物があります。
そこはパレルモの大通りである”ローマ通り”と”マクエダ通り”に隣接していて、観光では欠かせない場所となっています。その周辺にはたくさんの教会があり、見どころが集中している場所でもあります。
パレルモの記事はこちらから♫
プレトーリア広場ってどの辺にある?
プレトーリア広場は旧市街の中心にあります。
町の真ん中にあるので、とても観光しやすい場所にあります。
パレルモの観光名所(旧市街)は徒歩でまわれます。
パレルモ駅から歩いてもそう遠くないので、下手にバスに乗るよりも徒歩の方がオススメです。
フィレンツェから運ばれて来た噴水!
プレトーリア広場には中央に”プレトーリア噴水(Fontana Pretoria)”があります。
パレルモはアラブと融合した文化なので、建築物はアラブ 式のものが多いです。
ここプレトーリア広場は、パレルモではあまりお目にかかれないルネサンスに触れられる場所です。
この噴水はフィレンツェの彫刻家が造りました。
フィレンツェにある宮殿のために造られたものだったのですが、制作後に拠点はパレルモへと移り、フィレンツェから運ばれてできたものです。パレルモのために作られたものではなかったので、フィレンツェで見られるようなルネサンス様式になったものなんです。
フィレンツェとパレルモのどちらも訪れたことがある方は、見ただけでそれがわかることでしょう。パレルモにはこういうキレイな建築物はあまりありません。今現在残されている状態でいうと、全体的に薄黒い色をした建築物がとても多いです。きれいというよりも、ちょっと小汚い感じの雰囲気なんです。
全部で30体以上もあると言われている彫像は、本当に見応えがあります。
噴水は円形になっていて、周囲はどこも水で覆われています。
一体一体のデザインが本当にステキで、どれもとても迫力があります。
その昔、フィレンツェから運んだ時には、この噴水を数百にも分解したんだそうです。こんなに大きいものを決して近くはないフィレンツェから運んだと聞くだけで、想像を絶しますよね。
とても印象深かったのが動物です。
この左右には異なった動物がこんな風に並んでいました。
広場の隣にあるのは”市庁舎”!かつては宮殿だった!
プレトーリア広場の隣にあるのは市庁舎(Municipio)です。
プレトーリアという言葉には「政治とか行政」のような意味があるんだそうです。昔からこの広場はパレルモの行政の中心地だったようです。建物だけを見ると「市役所」だとは気づかない造りがイタリアらしいです。
この市庁舎はかつてはプレトリア宮という宮殿だったようです。現在は市庁舎として使われています。
ライトアップもきれい!
プレトーリア広場は夜もとてもきれいな場所として知られています。
日が暮れるとライトアップがされる場所なんだそうです。
ローマや他の地域もそうですが、イタリアの観光名所は夜がとてもきれいです。ライトアップされると昼とはまた違う雰囲気になります。どこか異様さを感じさせるような不思議な魅力があります。
しかし、夜のプレトーリア広場の治安はあまりよくないそうです。
シチリア島はマフィアの発祥の地としても知られています。かつてはパレルモでも大虐殺などがあったようです。日中はそこまで治安の悪さを感じませんでしたが、町が少し汚らしいせいもあり、治安の悪さを感じることはありました。集団でのスリなども多いエリアのようなので、夜間の外出には十分な注意が必要です!
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