【東京から日帰り登山】バスツアーで行く!冬でも登れる百名山!雪山初心者向け!スノーシューで行く”車山・霧ヶ峰”!ルートは?

【東京から日帰り登山】バスツアーで行く!冬でも登れる百名山!雪山初心者向け!スノーシューで行く”車山・霧ヶ峰”!ルートは?

スキーバスツアーを利用した都内から車山までの「冬のアクセス方法」は前回の記事に書きました。今回はその続きになります。

 

前回の記事はこちら♫

 

 

 

車山は冬でも登れる百名山のひとつです。百名山は全国にありますが、冬でも登れるところはそう多くありません。そんな車山を冬のうちにクリアしてしまおうというのが今回のプランです。

 

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車山高原SKY PARK スキー場

車山高原SKY PARKスキー場(以下、車山スキー場)は車山に隣接しているスキー場です。季節運行ではありますが、夏も冬もリフトが利用できるスキー場です。車山登山というと一般的には車山肩から登る方がほとんどですが、リフトを利用してもしなくても、車山スキー場からも登ることができます。

 

★車山高原SKY PARK スキー場

【冬季リフト営業期間】2021/12/11 〜 2022/4/3

【リフト営業時間】8:00-16:30

 

 

お昼は11時頃が空いてておすすめ!

私が利用したバスは車山スキー場に10時半頃に到着しました。年末でしたが予定時間より20分ほど早い到着でした。感染症対策のためバス内での食事は禁止されていたので、まずはご飯を食べることにしました。スキー場内にはレストランがいくつかありましたが、一番近いスカイプラザを利用しました。11時前後だったのでレストランは空いていました。その後、12時頃までの間に混んできたので、お昼を食べるなら早めの時間がおすすめです。

 

車山スキー場は他のスキー場と比べると小規模でこじんまりとしているので、どの施設もこじんまりとしています。このレストランは600席と書かれていますが、そんなに座席数が多いようには見えませんでした。感染症対策のためにも時間をずらしての利用がおすすめです。

 

 

★スカイプラザ(2F)

【場所】ゲレンデのすぐ目の前

【営業時間】10:00-15:00(ラストオーダー)

【定休日】シーズン中は無休

【座席数】600席

 

 

 

スノーシューは1日千円で借りられる

スノーシューなどの冬山装備を持っている方は問題ないと思いますが、持っていなくても問題ないです。スノーシューはスキーやボードと同じようにスキー場でレンタルが可能です。スノーシューなんて借りられるの?と思う方もいるかもしれませんが、意外とどこのスキー場でも借りれたりします。ウエアやシューズは通常の登山用のものを使用したので、スノーシューだけをレンタルしました。スノーシューは1日千円でレンタルすることができますあまり利用する人がいないせいか、スノーシューのことを知らないスタッフがいました。まあ、登山に興味がある人しか使わないものだと思います。ちなみにその方はスノーシューの時に履く靴についても把握していないようだったので、スキー場でスノーシューをする人は稀なんだと思います。

 

★レンタル

【スノーシュー】1,000円(1日)

【ウエア】大人3,000円(4時間)/大人4,000円(1日)

 

 

 

すでに書いたようにスノーシュー以外はいつも登山で使っているものを着用しました。(写真右です。)私自身、登山にはよく行きますが、雪山は超初心者なので不要の装備はほとんど持っていません。そのため、今回着用したものも雪山用のものではないです。日頃から登山をされる方はご存知かと思いますが、登山用どのシーズンでも使用できるタイプのものが多いので、ある程度の装備を持っている方は雪山用を装備しなくても問題ないと思います。あくまでもこれは車山の話です。車山はリフトが動いていれば、山頂まではリフトのみで行けますし、山頂付近で少し歩いてまたリフト下山というのも可能なので通常の雪山とは状況が異なると思います。

 

★装備したもの

・ハードシェル
・フリースジャケット
・長袖Tシャツ
・極暖
・登山用タイツ

・ニット帽
・手袋
・ネックウォーマー
・ゲイター
・冬用厚手のソックス
・3シーズン用の登山靴

 

 

 

 

 

スノーシューを使用できる場所は決まっている!

まずスノーシューの注意点として、スキーやスノボが滑走可能なエリアでの使用は禁止されています。スノーシューは歩くものなので当然と言えば当然なのですが、知らずにコースに入ってしまわないように注意が必要です。スノーシューが使用可能なエリアは夏場だと遊歩道として使用されている場所で、ゲレンデの一番端にあるエリアです。スキーやスノボでは行くことのないエリアになります。詳細は公式HPでご確認ください。まずはあらかじめこのエリアを把握していくことが必要です。

 

そして、スノーシューで使用できるリフトも決まっています。車山山頂までリフトを使用する場合は、第1 リフトの”スカイライナー”と第3 リフトの”スカイパノラマ”の2つのリフトの利用が可能です。これ以外のリフトの使用は禁じられていますので、注意が必要です。しかし、実際に現地に行ったところ、そもそも動いているリフトはこの2種類のみで他のリフトは稼働していませんでした。12月下旬でまだ雪の少ない時期だったからなのかもしれません。

 

しかし、そもそもスノーシューについての注意事項等はインフォメーションやリフト乗り場でも特に案内されませんでした。スキー場のHPにはいろいろと注意事項があったのでスノーシューだと注意を受けるかと思ったのですが、あまり利用する人がいないせいかスキー場のスタッフでさえ、スノーシューについてあまり把握していないようでした。車山スキー場でのスノーシューの使用はこの時が初めてだったので、いろいろと説明がほしかったのですが、何もありませんでした。事前に調べておいてよかったと思いました。

 

 

スノーシューの注意点
【使用できるエリア】ゲレンデの端。夏場の遊歩道のエリア。それ以外の場所の使用は禁止。

【使用可能なリフト】スカイライナー/スカイパノラマ

【リフトの注意点】スノーシューを装着したままリフトに乗れない!スノーシューはリフトをおりてから装着すること!

【その他】スノーシューの詳しい案内がないので、事前に調べておくことが必要。

 

 

強風で山頂行きは断念!それでも楽しめたスノーシュー!

そして実際にリフトへ。この日は車山山頂までリフトで行き、車山の登山道をスノーシューで一周するプランでした。そのため山頂にいくために、まずは2つのリフトに乗る予定でした。まずひとつ目のリフトは長蛇の列ができている一番利用者の多い”スカイライナー”でした。スキー場の入り口すぐのところにあり、みなさんそこに並んでいるので迷うことはありませんでした。すでに書いたようにスノーシューでも利用可能なリフトというのはすでに調べ済みでした。しかし、リフトに乗る寸前で、ふたつ目に乗る予定だった”スカイパノラマ”というリフトが強風で動いていないと言われました。スキー場に着いた時には風がなかったのですが、お昼を食べているうちに強風になり、山頂の方は吹雪ではっきりと見えない状況になっていました。

 

原地のスタッフに聞いたところ、スカイライナーでリフトを降りてもスノーシューで歩くことは可能とのことでした。そのたま山頂に行くのはあきらめて、リフトで行けるところまで行って、そこからスノーシューで歩いて下山することにしました。車山は初めてで雪のない時期にも訪れたことがなく、同行者は雪に不慣れでスノーシューも初めてという状況だったので無理のない選択をしました。夏に行ったことのある山なら、スノーシューでの登頂も可能だったとは思いますが、初めての山だったので断念しました。

 

スカイライナーを降りた場所は”ファミリーコース”と言われる場所で、スノーシューで歩ける場所ではありませんでした。スノーシューのコースがよくわからなかったので、リフトのスタッフに聞いたところ、「少し上に登っていけば遊歩道の方につながっている場所があるよ。」とのことだったので、誰も歩いていない”パノラマコース”を少し登りました。20分くらい登ってもイマイチよくわからなかったので、登るのを途中でやめてファミリーコースとかめさんコースの端の辺りを歩いて下山しました。この日は”ロマンスリフト”が止まっていて、かめさんコースが使われていなかったので、かめさんコースには誰ひとりいませんでした。そのため、歩くことが可能でしたが、ここは本来のスノーシューが可能な遊歩道ではなかったと思います。遊歩道はもっと端の方でした。

 

 

写真中央にあるのが”スカイライナー”のリフト降り場です。少し右手にあるのがレストランです。スタッフに言われた通り、少し登って行った場所で振り返って撮影した写真です。写真左奥の大きな山が百名山の”蓼科山”です。そこから右手の方にあるのが”八ヶ岳”です。この日は救助ヘリと思われるヘリが八ヶ岳方向にに飛んでいき、その辺りを巡回していました。帰宅して調べたら、赤岳で遭難事故があったとのことでした。この日は車山同様に赤岳も強風だった様で、ヘリが近づけず、捜索を打ち切ったとのことでした。冬季の強風の日はいつもよりも注意して山に登りたいと思いました。

 

 

 

こちらが”ロマンスリフト”です。通常ここはかめさんコースなのでスノーシューで歩くのは不可なエリアですが、この日は誰も歩いていなかったので歩かせてもらいました。途中でスノーシューで登ってきた登山者とすれ違いました。車山に慣れている方の様だったので、普段からこの辺りを登っているのかもしれません。この日に出会った登山者はこの方ひとりだけでした。

 

車山は車山肩に車を停めて、そこから登るのが一般的なのでスキー場経由で登る人は少ないのかもしれません。車で行ける方やスノーシューを持っている方なら確実に車山肩から登る方が楽だと思います。私自身も次回はそちらから登ってみたいです。スキー場を経由すると、リフトが止まった場合に急斜面を登っていかないといけなくなるので、慣れないスノーシューで登るのはなかなか大変だろうと感じたからです。

 

 

結局、約2時間でスノーシュー歩行は終了しました。バスの集合時間まではまだ数時間あったのですが、山頂へのリフトが再開する見込みがなかったので、スノーシューはこれで終わりにしました。

 

 

スマイルキッズパークの近くで雪あそび!

スノーシューは終わりにしたのですが、せっかくなので雪遊びをすることにしました。実はこの日の朝にスキー場のレンタル屋さんで雪だるまの型が売っているの見て、時間があったらやってみたいと思っていました。以前から雪山登山をしている方々がそれを使って雪だるまを作っているのを知っていたので、いつかやってみたいと思っていたんです。

 

スカイルキッズパーク(アドベンチャーランド)は子供専用の有料パークです。そのため、そのすぐ横でパーク外のエリアで雪遊びをしました。雪だるまの型は人生で初めて使ったのですが、極寒の地域の水分の少ない雪で作るのはむずかしく、全然固まりませんでした。都内ように水分の多い雪だと作りやすいんですけどね。それでも同行者は楽しそうに制作していたので、コツがあるのかもしれません。

 

私が購入した型は右側のものです。取っ手がついたプラスチックでできている型もありますが、ここには売っていませんでした。取っ手がない分、邪魔にならないのはいいところだと思いました。

 

 

ツノみたいなのがついてしまいましたが、うまくできました。都内に住んでいると雪遊びをする機会がほとんどないので、ささやかな雪遊びでもとても楽しめました。夏山の本気登山と違って、冬場はゆるく遊び程度に登るのもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

結果的に…

日帰りバスツアーで訪れた車山でしたが、夏場に行くより行きやすく、都内からスキー場へ直行で行けるのはとても便利でした。また、交通費とリフト代を含めても、一般的な公共交通機関でいくよりも安い金額で行けることもメリットでした。デメリットとしては、今回の様に天候が悪かった場合は頭頂が難しいということぐらいです。まあでもこれついては、山を登るならオールシーズンどの山においても言えることなので、仕方ないことななのかなと思います。個人的には一度ならず、何度でも参加したいツアーだと思いました。今回は車山を選びましたが、他にもたくさんの選択肢があるので、雪山に慣れてきたら他の山にも行きたいです。とにかく楽しいツアーでした。

 

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