【東京から日帰り登山】《雪山》冬でも登れる百名山!冬の方がアクセスがいい!スキーツアーバスで行く”車山・霧ヶ峰”!

【東京から日帰り登山】《雪山》冬でも登れる百名山!冬の方がアクセスがいい!スキーツアーバスで行く”車山・霧ヶ峰”!

一般的にオフシーズンの冬季には、登山口までのバスがない山が多いです。登る人が少ない、もしくは推奨していない時期なのでそれが普通だと思っていました。そのため、イメージだけでオンシーズンの方がアクセスがいいと思い込んでいたんです。

 

しかし!冬の方がアクセスが良くなる山があることはご存知でしょうか。

 

 

それはスキー場が隣接している山の場合です。都内からもスキー場に直行の高速バスがたくさん出ています。これはもちろん冬季限定なので、登山のオンシーズンには出ていない直通のバスなんです。都内から普段は行きにくい山でも、冬季なら行きやすくなるのはこのためなんです。

 

 

そういう山はいくつかあるのですが、今回は百名山のひとつである車山(霧ヶ峰)をご紹介します。

 

 

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車山ってどこにある?

車山は長野県茅野市と諏訪市の間に位置しています。車山周辺はエアコンで名が知られている霧ヶ峰で、国定公園になっています。その中心が車山です。霧ヶ峰は都内の小中学校で移動教室に行くことがあるので、日頃から山を登らない方でも比較的知っている場所だと思います。

 

車山に隣接しているのが車山高原SKY PARKスキー場です。夏と冬どちらのシーズンでも、スキー場のリフトに乗って山頂に行くことができ、最も登りやすい百名山のひとつとして知られています。自力で登ることなく山頂に行けるので当然ですよね。

 

 

 

車山ってどんな山?

そんな車山はお子様連れや夏場の気軽なハイキングに人気の高い山です。頂上まで時期によってはリフトが運行しているので、歩くことなく頂上に行けますし、他のコースを利用したとしてもそんな難しい行程はないです。

 

そういう理由もあり、私自身は長いこと、車山に行くのを避けてきました。百名山を踏破するなら、いつかは登らなくてはいけないと分かっていても、都内から行きにくい割には登り甲斐がなく、わざわざ行く価値のある山に思えなかったからです。そこで、オンシーズンではなく、オフシーズンに行く方法を探していました。多分、ある程度、山を登った経験のある方なら同じように思ったことがあるのではないでしょうか。百名山といっても、こういう山も含まれているので完登するのは容易くないですよね。

 

★車山(霧ヶ峰)

【標高】1,925m

【レベル】超初級レベル

【所要時間】コースによるが一周すれば4時間半。

【標高差】480m(登り)/480m(下り)

【危険箇所】特になし

【ヤマスタ】あり

 

 

 

車山までの通常期のアクセス!

車山は都内からは近いようで、とても行きにくい山です。

 

新宿駅から車山の最寄駅である「茅野駅」まで鈍行で行くと約4時間かかります。そして、私が調べた限り、都内から車山高原までの直通高速バスはひとつしかありません。それも、登山には適していない時間に到着するので日帰り用ではなく、現地泊用のバスなんです。また、他の高速バスを利用したとしても、茅野駅発の路線バスに間に合わない時間だったり、登山口に到着するのが遅かったりで、あまりタイミングが良くないんです。そうなると、都内から公共交通機関で行く場合は、前泊をするか、現地泊をするかの2択になってしまうんですよね。

 

 

登ること自体は簡単な山でもアクセスがイマイチ。そして、茅野駅からのバスは時期によって複数路線があって、何度路線図を見ても複雑でよくわかりません。他の山のように簡単ではないんですよね。このエリアに馴染みがないせいなのかもしれませんが、私は未だによくわかりません。そういう問題もあり、なんとなくとても行きにくい山でした。

 

 

★新宿から茅野へのアクセス

①【新宿〜高尾】 
・京王線「新宿駅」〜「高尾駅」 運賃:367円(往復:734円)
・中央線「新宿駅」〜「高尾駅」 運賃:561円(往復:1,122円)
◆②の乗り換えなしで行く場合:中央線「新宿駅」〜「茅野駅」 運賃:3,410円 往復:6,820円)

②【高尾〜茅野】
・中央線「高尾駅」〜「茅野駅」 運賃:2,640円(往復:5,280円)

 

 

そして、この後は茅野駅から路線バスに乗り換えます。「車山肩」というバス停で下車するのが一般的ですが、上記のスキー場を経由するなら「車山高原」で下車します。どちらにしても茅野駅から車山高原までは約1時間かかります。バスは季節によって時間が異なるので、注意が必要です。また、蓼科高原ラウンドバスは運賃が複雑のようなので利用される方はご自身でお調べください。

 

 

★茅野駅から車山高原へのアクセス 

蓼科高原ラウンドバス 「車山高原」下車 ※季節運行 運賃:1,700円(往復:3,400円) 

白樺湖・車山高原線 「車山高原」下車 ※季節運行 運賃:1,350円(往復:2,700円)

茅野駅からは上記どちらかの路線で行くことができます。

 

 

 

★新宿から車山高原までの交通費概算

①京王線+中央線+白樺湖・車山高原線 (往復:8,714円)

②中央線+白樺湖・車山高原線 (往復:9,520円)

③京王線+中央線+蓼科高原ラウンドバス (往復:8,680円)

④中央線+蓼科高原ラウンドバス (往復:10,220円)

 

登ること自体はとても簡単な山なのに、アクセスがイマイチなのと交通費が意外と高いんですよね。交通費については以前に書いた「青春18きっぷの記事」もご参考くだださい。冬でなければ「青春18きっぷ」を使用して行くのが最も安いです。

 

 

 

【冬季限定・新宿から直行】スキーツアーバスはお得で楽ちん!

オフシーズンに雪山練習も兼ねてクリアしてしまいたかった車山。なんとかして安く楽に行く方法はないかと調べた結果、見つけたのがスキーツアーでした。スキーツアーは冬になるとさまざまな媒体でよく見かける都内からスキー場に直行できるバスツアーです。スキーツアーは登山とは無縁だと思っていたのでスキーツアーで百名山に行けるなんて考えもしませんでした。

 

しかし、よくよく考えてみるとスキー場の隣にある山に行きたいわけなので、スキーツアーでも百名山に行けるんですよね。それに気づいていろいろと調べてみたら、車山スキー場のスキーツアーがあることを発見しました!すでに書いた様に、他の季節には都内から車山高原にまでの直行バスは皆無です。ですが、スキーバスなら新宿から車山高原まで直行です。それだけでも行く価値のあるプランだと感じました。

 

 

そしてさらにスキーツアーは料金がとても安いんです!ひとつ前の項目で交通費の詳細を書きましたが、なぜそこまで詳しく書いたのかと言うと、スキーツアーとの金額を比べるためです。青春18きっぷなどのお得な切符を使わずに、都内から車山に公共交通機関で行くと8千円から1万円ぐらいかかります。

 

しかし!スキーツアーだと都内から車山までの往復バス代+リフト1日券がついて、5千円から7千円ぐらいで行けるんです。日にもよりますが平均6千円代です。そう考えると普通に車山に行くよりもかなりお得なんですよね。ちなみに私が利用した旅行会社はオリオンツアーでした。高速バスで有名な会社ですが、ツアーもやっているのは今回初めて知りました。昨年も高速バスで利用した会社だったのもあり、安心して利用することができました。車山以外にもたくさんのスキーツアーがあるので、本当におすすめです。

 

スキーツアーのPOINT!

①都内からスキー場まで直行

②往復のバス代とリフト代混みでも、普通に車山に行くより安い!

③日帰りプランと宿泊プランがある!

④現地でレンタルするものがなければ、都内から平均6千円あれば行ける!

 

 

 

出発場所が「都庁大型バス専用駐車場」の場合は注意が必要!

このスキーツアーの唯一の難点は出発場所です。新宿発の大抵の高速バスはバスタ新宿から出ていますが、このバスはバスタ新宿発ではありません。新宿西口の都庁前にある「都庁大型バス専用駐車場」から出発します。今まで高速バスは何度も利用したことがありますが、どれも集合場所に行けば簡単に乗ることができました。

 

 

しかし、この都庁前の乗り場はとてもわかりにくく、集合場所がどこなのかが全然わかりませんでした。オリオンツアーの案内には「都庁大型バス専用駐車場・高架下」と書かれていたので高架下を探したのですが、バスが停まっているのは全て高架上でした。バスタ新宿などのバスターミナルと違って、番号が振られたバス停があるわけではなく、大量のバスが道路脇に停まっているだけなので、どこにいけばいいのか全然わかりませんでした。よくわからないので高架下の駐車場内に入ってみるとスキーツアーに参加するであろう多くの人混雑していました。ウロウロして、オリオンツアーと思われるバスの運転手に聞いてみると、「駐車場内にあるオリオンツアーの受付に行ってください」とのことでした。受付の説明はツアーからきた案内には一切書かれていなかったので、ますます不安感を覚えました。受付にいくとバスの停車場を案内されただけでした。受付をする必要があったのかは今でもわかりません。

 

結果的にバスが停まっていたのは高架上でした。よくわからないままバスに乗り込みました。都庁前のこの駐車場から出発するバスは、おそらくそのほとんどがスキーバスでした。みなさんスキーやスノボの道具を抱えていたので、スキーバスに多く使われているバス停なんだと思います。それに慣れている方々は迷わず進んでいる感じだったので、毎回ここからの出発なのかもしれません。

 

 

そういうわけで、スキーバスの唯一の難点は都庁前の乗り場がとてもわかりにくいいうことです。人もとても多いので少なくとも30分以上前には現地に到着することをオススメします!初めてだと本当にわかりにくい乗り場です。スキーツアーは安くて楽なので、それ以外は何の問題もなかったです。ただし、2021年12月末現在は感染症対策でバス内での食事が禁止されていたので、注意するのはその点だけだと思います。間違いなく言えることは他のシーズンに行くよりも安くて簡単に行けるということです。

 

 

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