【東京から日帰り登山】新宿からバスで1本!なんだか笹が気持ち悪い!金時山の隣にある”明神ヶ岳”!

【東京から日帰り登山】新宿からバスで1本!なんだか笹が気持ち悪い!金時山の隣にある”明神ヶ岳”!

 

東京近郊の低山で人気が高い山に「金時山」があります

 

金太郎の発祥地として知られ、富士山を一望できることで知られ、初心者にとても人気の高い山です。

 

 

その金時山と同じ登山口から登れるのが「明神ヶ岳」です。

 

明神ヶ岳はそこまで有名な山ではありませんが、金時山のお隣にあることで名が知れている山でもあります。低山なので夏に登るというよりは冬の低山トレーニングに適しています。なぜなら夏に登るには標高が低いためとても暑く、ある程度の登山経験がある方にはとても物足りない山だからです。初心者向けで登山口からほど近いので、雪が降った日にもとても人気が高い山です。雪山に慣れていない方はこういう低山で練習するのがおすすめです。

 

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明神ヶ岳

 

 

★明神ヶ岳

【標高】1,169m

【レベル】初級

【所要時間】約5時間

【標高差】521m(登り)/727m(下り)

【危険箇所】なし

【ヤマスタ】あり

【今回のコース】金時登山口バス停〜明神ヶ岳〜明星ヶ岳〜宮城野橋バス停

 

 

明神ヶ岳ってどこにある?東京からのアクセスは?

 

 

明神ヶ岳は神奈川県の南足柄市と箱根町に位置している山です。

 

簡単に言うと温泉地で有名な「箱根」にあります。

 

 

箱根の中でも仙石原や強羅から近く、

 

周囲には「ガラスの森美術館」や「星の王子様ミュージアム」があります。

 

 

箱根に行ったことがある方なら誰でも知っているエリアですよね。

 

そんな立地のいい箱根にある山が「明神ヶ岳」です。

 

 

 

 

箱根にあるので都内からのアクセスがとてもいいです。

 

 

ロマンスカーや小田急線で箱根湯本まで行く方法が思い浮かびやすのですが、一番オススメなのは「新宿から登山口まで1本で行ける高速バス」です。これは明神ヶ岳だけではなく、金時山にいくのも同様です。どちらにしてもこちらのバスで行くことが可能です。

 

しかし、問題なのは登山口です。金時山には登山口がいくつもあります。どのコースを選ぶかによって降りるバス停が変わります。

 

 

★主なバス停

▪️金時登山口(今回のコースのスタート地点)

・乙女口(金時山の登山口)

▪️宮城野橋(今回のコースのゴール地点)

 

 

★アクセス

【高速バス】

 ・小田急バス(バスタ新宿〜金時山登山口)

【電車+路線バス】小田急線 新宿駅〜箱根湯本駅

①箱根湯本駅より 箱根登山バス 桃源台行き 「金時登山口」下車

②箱根湯本駅より 箱根登山バス 仙石もしくはアウトレット行き 「金時登山口」下車

 

 

 

金時山登山口から矢倉沢峠へ

 

 

 

金時山登山口のバス停からすぐのところにこちらの看板があります。

 

コースが2種類かかれていますが、ここから登る場合は通常は矢倉沢口方向に向かいます。写真左手の神社口・乙女口というのは乙女峠から登るコースで、そちらに向かうには車道を約8kmを歩くというコースになります。通常、乙女峠から登る場合には乙女口というバス停で降りるので、こちらから行く方はほとんどいないと思います。

 

 

また、乙女峠からのコースは金時山にたどり着くコースです。

 

金時山のコースになるので明神ヶ岳のみ登る方には向かないコースです。金時山と明神ヶ岳の縦走も可能ですが、乙女口からのコースを利用すると約3時間弱プラスでかかります。明神ヶ岳と合わせると8時間のロングコースになります。

 

 

金時山登山口から矢倉沢峠までは約30分です。

 

特に危険箇所もなく、至って普通の登山道です。金時山は初心者向けの山なので小さなお子様連れのファミリーがとても多かったです。登山というよりハイキングコースです。

 

 

 

こちらが矢倉沢峠です。矢倉沢峠までは金時山に登るのと同じコースです。

 

ここから金時山か明神ヶ岳かにわかれます。

 

 

 

とにかく笹が気持ち悪い!右も左も笹だらけ!

 

明神ヶ岳の印象はただひとつ!笹です!

 

右も左も笹しかありません。

 

 

何をどう説明しようとしても、言えるのは笹しかないということです。

 

 

 

出だしはこちらでした。

 

右も左も笹しかなくて歩きやすそうとこの時は安易に思っていました。

 

 

 

 

 

しかし、歩いているうちに気持ち悪くなってきたんです。

 

この日は8月で気温は35度という真夏日の日でした。金時山に登る方はそれなりにいましたが、明神ヶ岳に行く方は誰もいませんでした。そのため明神ヶ岳の頂上付近に着くまで、誰にも会わなかったんです。

 

 

そして見える景色は笹林です。笹だけです。

 

私自身はこの当時登山歴5年目で、それなりにいろいろな山を登った経験がありました。低山から北アルプスまでそれなりに登ってきました。

 

 

しかし、右も左も笹しかないというのは初めての体験でした。

 

何がどう気持ち悪く感じたのかと言うと、普通の山なら木が生い茂っていてもその先がどうなっているのか見えるんです。しかし、びっしりと笹が生い茂っているので奥がどうなっているのか見えないんです。時折吹く風とカサカサ鳴る音、暑さもあり何か生き物が出てきそうな気配を感じました。先が透けて見えない場所を1人で歩くというのは意外にもとても恐怖なことで、その気持ち悪さにひたすら走りました。

 

 

その後、何匹かのヘビに出会いました。

 

山ではヘビに出会うことは珍しくはないですが、笹の隙間から出てくるヘビはとても気持ち悪く、心構えもできないので本当に怖かったです。とにかく笹はこわいです。

 

 

あまりの気持ち悪さで写真を撮っていないのですが、アーチのように生い茂っている場所があり、そこに入ると空も見えません。右も左も上も笹です。とにかく笹に囲まれてしまうんです。どう説明したらいいのかわからないのですが、真夏の暑さ、ヘビ、笹のコラボレーションはとてもこわいです。

 

 

笹以外のことを言うと、とにかく暑いです。

 

遮るものが何もないので日光が直接当たります。標高が1169mという低山というのもあり、本当に暑いです。真夏の塔ノ岳同様に明神ヶ岳も真夏の登山には向きません!絶対におすすめしません!

 

 

 

明神ヶ岳山頂は開けていて、休憩しやすい!

 

矢倉沢峠から1時間弱のところにあるのが火打石岳です。

 

これと言って何もありませんが、標識はあります。標高は988mで低山です。

 

 

 

 

 

明神ヶ岳コースは全体的に何もありません。

 

しつこいぐらい書いた通り、笹以外のものはありません。私自身は木が好きなので、たくさんの木々が生えている普通の山の方が好きです。まあ、言い換えれば、珍しい雰囲気の山なのかもしれません。

 

 

 

 

こちらが明神ヶ岳山頂です。矢倉沢峠から約2時間です。

 

途中では矢倉坂峠から山頂までは数人の人としか会わなかったのですが、山頂には10名程度の人がいました。山頂はこれと言って何もありませんが、開けているので休憩スペースがとても広く、休憩しやすい場所でした。真夏で暑かったのもあり、のんびりしている方も多かったです。

 

 

山頂付近は道幅も広く、山頂から明星が岳への下山コースものんびり歩けるコースでした。小さいお子様連れでもゆったり登れる山だと思います。ただし、登山口以降は下山するまでトイレがないので注意が必要です!

 

 

 

山頂からの景色はというと、あいにくの天気で何も見えませんでした。

 

天気の良い日は眺望のいい山として人気のようですが、終日ガスっていて何も見えませんでした。

 

 

 

 

下山途中に箱根大文字焼があった!

 

明神ヶ岳山頂からの下山は約2時間です。

 

このコースのゴールは宮城野橋というバス停です。山頂からそこまでが約2時間かかります。

 

 

 

下山コースも危険箇所は特にありません。

 

ひたすら歩きやすい山道を下っていくコースです。

 

 

途中に明星ヶ岳があるのですが、どこか山頂なのかわかりませんでした。

 

おそらく途中にあった標識の場所が山頂だったと思うのですが、定かではありません。私が通った場所の中には頂上!と言う感じの場所はありませんでした。しかし、分岐点の標識付近でヤマスタのスタンプを押すことができたので、その辺だったような気はします。どちらにしても、目立ったピークはありません。

 

 

 

下山途中の景色は頂上と大して変わりません。標高が低いのでガスが出ていなくても、そこまできれいな景色ではないような気がします。低山らしい景色でした。

 

 

 

そして、下山途中に箱根大文字焼の看板がありました。

 

ここにあるとは知らなかったのでビックリしましたが、上から見るだけだったので、実際にどうなっていたのかは分かりません。開けている土地はありました。遠くから見ないと何かはわからないと思います。

 

 

★箱根大文字焼

毎年8月16日に先祖供養の送り火として燃やされるのが大文字焼です。コロナの影響により2020年はイベント自体は中止となりましたが、大文字焼きのみ執り行われました。通常は花火も打ち上げられ、地元では盛大に開かれているお祭りだそそうです。2021年は大文字焼きが100周年になるとのことで、コロナが落ち着いていれば、盛大なイベントが開かれると思います。

 

 

そんな下山コースですが、先にも書いたように危険箇所はなく、至って普通の登山道です。特別危険な箇所もなければ、これと言って面白い箇所もありません。私自身は木が好きなので、植物の生え方などによってもその山の好みに影響があるのですが、正直なところ明神ヶ岳は一度行けばいいかなという山でした。近場の山でも登ってみるか!というゆるい気分で行くべき山かなと思います。

 

 

宮城野橋から箱根湯本駅まではバスで1本!

 

 

 

 

登山道をでると川があり、少し歩くとバス停です。

 

これと言って面白みはありませんが、バス停は近いので迷うことはありません。

 

 

 

 

こちらがゴールの宮城野橋バス停です。

 

ここから箱根湯本駅や御殿場まで1本で行くことができます。路線や行き先がいくつもあるので、目的地のバスがどれなのかを確認してから乗ることがおすすめです。

 

 

★宮城野橋バス停からのアクセス(箱根登山鉄道)

【宮ノ下・湯本駅経由 小田原駅行き
 ・本数:1時間に4本程度
 ・箱根湯本駅止まりのバスもあります。

【宮城野・仙石・乙女峠経由 御殿場アウトレット・時之栖/御殿場駅行き】 ※高速バスに乗り換える方はこちら
 
・本数:1時間に1〜4本程度。

【宮城野・ガラスの森・仙石・仙郷楼前経由 桃源台行き
 ・本数:1時間に3〜4本程度。

【強羅駅・彫刻の森・小涌園・ユネッサン経由 天悠行き
 ・本数:1時間に1〜2本程度。

 

 

帰りも高速バスを使うことも可能なのですが、宮城野橋には高速バスは停まりません。どこかのバス停まで路線バスで行くか、ここから御殿場まで路線バスで行って、高速バスに乗り換えるかの選択になります。

 

個人的な意見をいうと、明神ヶ岳は低山で特別面白味がない山なので、帰りは箱根湯本などで温泉などに立ち寄るのがおすすめです。登山だけで満足できるような山ではないので、他の楽しみも作っておいた方が楽しめると思います。箱根には観光スポットがたくさんあるので、その時々で立ち寄る先を変えてみることも可能です。

 

 

 

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