奥多摩・丹沢も飽きてきたので、久しぶりに秩父に足を運びました。登山を始めた頃に日和田山や宝登山には行ったことがあるのですが、他の山は登ったことがありません。今回はロングコースで有名な伊豆ヶ岳に行ってきました。今回は伊豆ヶ岳〜子の権現を経由し、吾野(あがの)駅に下るコースです。
まずは西武秩父線の正丸(しょうまる)駅へ。駅前には売店とトイレがあるのみで他には何もありません。売店も早朝のせいなのかやっていませんでした。
少し歩いていくとこんな看板に出会います。まだスタート地点です。正丸駅周辺には梅の木がたくさんありました。2019年2月23日現在、まだ2分咲きぐらいでした。もう少し暖かくなれば、花々もきれいな場所です。
景観は決して良くはありません。木々に覆われている山です。標高が低いこともあり、景色で感動はありません。
天気予報はもともと雨だったのですが、なんとか回復しました。冬と春の中間のような季節でした。風がとにかく強い日で、歩くのがとても大変でした。雨が降っていないこともあり、土が乾いていて滑りやすかったです。
中級レベルということもあり、伊豆ヶ岳までは登りが続きます。急登というわけでもないのですが、ジワジワとくるコースでした。
最近よく山で見かけるのが関東ふれあいの道という看板です。関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)とは、八王子、奥多摩、秩父、筑波、丹沢などを一周する自然歩道のことだそうです。どこに行っても書いてあるので、気になって調べてみました。詳細は下記サイトをご覧ください。
途中でこんな看板に出会いました。そんなに危ないコースなのでしょうか。ちょっと面白い看板ですよね。そちらのコースは通っていないので、詳細はわかりません。
埼玉にあるのに伊豆ってなんでだろうと思ったのですが、こういう意味があるのですね。北海道ではないのにアイヌ語からきているのは不思議に思います。アイヌ語ってむずかしいですよね。
頂上までは1時間15分で到着しました。景観はよくありません。ここも木々に覆われています。この辺りはヤマツツジがたくさん生えていました。冬よりも花のシーズンに訪れた方が楽しめそうです。伊豆ヶ岳はたくさんの花が咲くことで知られていて、その中でも山桜やヤマツツジが有名だそうです。
頂上はこんな感じです。1時間ちょっとで着いてしまうので、登ったーという感動はありません。景観もイマイチです。人気がない山なのか、コースが悪かったのかわかりませんが、土曜日でも登っている人はほとんどいませんでした。空いているので登りやすいのが利点です。奥多摩や丹沢は冬でも人が多いので、トレーニングで来るならオススメです。
奥武蔵・秩父は標高が低いです。その割に楽なコースというわけでもありません。
伊豆ヶ岳〜子の権現の間にはいくつかの山頂がありました。
伊豆ヶ岳から子の権現まではアップダウンが非常に多いです。急な下りが多く、その後は急登が続きます。標高が低いので安易に考えがちですが、楽なコースではありません。
標高が低いせいなのか、他の山々が高く感じます。コースは険しいのですが物足りなさも感じる山です。
ごく稀に平坦な場所もあります。こういう休憩が登山には必要ですが、このコースにはあまりありません。杉が多いので花粉症の方は注意が必要です。私も花粉症ですが、山にいるときはそこまで辛くはありませんでした。
そして急登の連続です。心が折れ続けて回復しないコースです。希望が持てません。
階段も多いです。子の権現手前はとにかくきついです。夏に登るのはきつい山だと思います。
まだ見頃ではなかったのですが、花々が咲き始めていました。
やっと子の権現に到着です。伊豆ヶ岳から子の権現までは1時間40分かかりました。
子の権現天龍寺は足腰守護を神仏としているお寺だそうです。そのため境内には沢山の足にまつわるものがありました。
こんな大きな下駄って面白いですよね。不思議な感じがしました。
そして、こんな大きいハイヒールも!とっても奇妙でした。
ここで山道はほぼ終わりです。子の権現から吾野駅までは2時間ちょっとかかります。本当にロングコースです。歩いていて飽きがくるコースでもあります。駅からスタートし駅がゴールなので、アクセスはとてもいいです。ただし、リピートするのは勇気がいるコースでした。
アクセス
西武秩父線・正丸駅から。
伊豆ヶ岳 (子の権現コース)
標高:851m
標高差:登り551m/下り607m
難易度:中級★★★
歩行時間:正丸駅〜伊豆ヶ岳〜子の権現〜吾野駅:6時間
ヤマスタ:有り(奥武蔵全山縦走)
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