【山小屋】《北アルプス》表銀座縦走!ご飯がおいしくトイレがきれいな”大天荘”!コロナ対策はどう?

 

 

北アルプスの人気の縦走コースに「表銀座」があります。

北アルプスの燕岳から大天井岳、そして遠くは槍ヶ岳まで続いているのが「表銀座縦走路」です。

 

 

槍ヶ岳をはじめとした北アルプス屈指の山々を眺めながら歩けるという、

本当に素晴らしいコースで初心者から上級者まで多くの人に人気のコースです。

 

 

その途中にあるのが大天井岳(おてんしょうだけ)です。

 

大天井岳はルート的にそこにだけ登ることは不可能な山で、燕岳もしくは常念岳を経由して登らなくてはなりません。

 

 

とてもロングコースになるので、基本的には泊まりが必須になります。

健脚者で日帰りをしている方もいますが、本当に長いコースなのでおすすめはできません。

 

 

 

大天井岳ってどこにある?

 

 

大天井岳は長野県の松本市、安曇野市、大町市に位置しています。

 

アクセスはどのルートを選ぶかによって異なります。詳細は別記事にします。

 

 

 

 

そして、大天井岳はその山だけ単独で登ることができません。

 

山の位置的に必ず他の山を経由しての縦走でしか登れません。

 

 

★登山ルート

・中房温泉〜燕岳〜大天井岳

・一ノ沢〜(常念岳)〜大天井岳

・さまざまな登山口〜槍ヶ岳〜大天井岳

 

 

このルートはどれも表銀座といわれ、北アルプスの縦走路としてとても人気が高いです。

 

 

■初心者にもポピュラーなのは燕岳コースです。

 

他のコースに比べて初心者でも登りやすく、登山口である中房温泉まではバスが出ています。

 

 

大天井岳へのそれぞれのコースは全てつながっているので、どの山まで行ける体力があるかないかで

 

どういうコースも選ぶことができるという楽しさがあります。

 

 

燕岳に関しては別記事にしています。

 

 

■槍ヶ岳コースは上級者にとても人気です。

 

登山者なら誰もが憧れる槍ヶ岳につながるルートなので、何泊もしながらいくつもの山も縦走する人がとても多いです。

 

 

ただし、こちらはロングコースになるので、初心者にはおすすめしません。

 

日頃よりかなり鍛えている方向けのコースです。

 

 

 

大天荘ってどこにある?

 

 

大天荘は燕岳にある燕山荘と同じ、燕山荘グループで運営をしています。

 

燕山荘は日本屈指の人気の山小屋で、泊まりたい山小屋ランキングの上位に入ります。

 

 

そういう理由から大天荘もとても人気があります。

 

 

 

大天荘大天井岳山頂から徒歩10分のところにあります。

 

 

 

 

天候に恵まれれば、槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの山々を一望することができます。

 

遮るものが何もないので、その景色は本当に美しいです。

 

 

★大天荘(だいてんそう)

【所在地】長野県安曇野市穂高有明中房国有林内

【標高】2,870m

【収容人数】200名/テント50張

 

 

 

宿泊料金はいくら?

 

 

どこもそうですが、山小屋は決して安くはありません。

 

でも燕山荘グループはとても質のいい山小屋なので、とても快適に過ごすことができます。

 

 

★宿泊料金

【1泊2食付き】
 ・大人 11,000円/高校生 10,000円/中学生 8,000円/小学生 7,000円

【素泊まり】大人 7,500円

【テント】ひとり1,100円

【お弁当】1,100円

 

 

お弁当だけでも申し込むことは可能です。

 

チェックインの時にお弁当が必要か否かを聞かれます。

 

 

食糧をあまり持参していない方は利用するのもひとつの手です。

 

私の場合は1泊の時はそれなりに食糧を持っていくのと、疲れでいつもあまり食欲がないので、お弁当を利用したことはありません。

 

 

小屋泊だとどんな部屋?

 

 

部屋は燕山荘と同じように1階と2階に分かれているタイプでした。

 

それぞれの部屋には壁とカーテンがついていて、プライベートな空間が作れるようになっています。

 

 

燕山荘と大きく違うのは収容人数です。

 

収容人数が600人で4階建の大きな燕山荘とは違い、収容人数が200人の大天荘はとてもこじんまりとした山小屋でした。

 

 

私が宿泊したエリアはこの写真に写っているだけしか宿泊スペースがありませんでした。

 

この他に本館もあるようで、別に予約した同行者はそちらでした。

 

 

 

部屋は到着順に案内されるので、時間によって案内される場所が違うようです。

 

床にある白いものは靴置きです。

 

 

ザックはこの通路に置いていい仕組みになっていて、ズラッと荷物で埋め尽くされていました。

 

最後に出発したのでこの時にはもう片付いていました。

 

 

 

部屋によって宿泊できる人数は違います。

 

今回のお部屋は布団が3枚の6人部屋でした。

 

 

燕山荘同様、通常は1枚の布団に2人が眠る形です。

 

 

しかし、今年はコロナウィルスの影響により、予約可能人数が通常の半分以下でした。

 

そのため1人1枚布団を使用できました。

 

今回は3名で予約をしていたので、3人でゆったり過ごすことができました。

 

 

カーテンが半分しか閉まらない部屋でしたが、山小屋なので特に気になりませんでした。

 

燕山荘のように向かい側に部屋がないのもよかったのかもしれません。

 

 

この他には個室タイプの部屋もありますが、個室料金になるので値段は高くなります。

 

宿泊料金は通常通りかかるので追加料金がかかる感じです。

 

 

★個室料金

【6畳部屋】ひと部屋あたり宿泊料金プラス8,000円

【9畳部屋】ひと部屋あたり宿泊料金プラス11,500円

 

 

テント場は?水はある?

 

大天井岳のテント場は大天荘の正面のエリアです。

 

 

高低差もなく平らな場所なのでテントを張りやすいと思います。

 

燕山荘の場合はテント場の敷地が狭く、平らというより斜めになったような場所なので、それに比べると快適そうです。

 

 

 

 

奥に見えるのが冬期の避難小屋です。

 

冬期にはこちらを開放するそうです。

 

 

 

 

大天荘の正面からの写真がこちらです。

 

常念岳方面に進む場合はこの写真の右奥の方に進みます。

 

 

 

 

テン泊で気になるのがお水ですが、大天荘の入り口のすぐ脇に給水できる場所がありました。写真中央の蛇口がそれです。テン泊の方々はみなさん、ここから汲んでいるようでした。

 

全体的にとても快適そうなテント場でしたが、私が訪れた日はとても風が強く、テントが飛ばされないのだろうか?と思うほどでした。燕岳よりも風が強い場所で、8月の夏真っ盛りの時期でもとても寒かったです。夏でもそうなので他の季節だと極寒だと思います。

 

 

⚠︎コロナウィルス対策⚠︎

 

追加情報としてですが、2020年はコロナウィルスの影響がとても強く、

 

山荘内でも通常とは違うことがたくさんありました。

 

 

その中のひとつがお布団です。

 

例年であれば山荘にあるものをそのまま使用できるのですが、今年に限ってはインナーシーツ やシュラフなどを持参するように予約の時に言われていました。たくさんの人が使用するので汚さないようにするため、または感染防止の取り組みです。

 

 

しかし、チェックインの時には特にそれに関した説明等はありませんでした。

 

その代わりにあったのが、使い捨ての枕カバーです。こちらはチェックインの時に渡されました。

 

通常の枕に被せる形で使い捨てのカバーをつけるという仕組みでした。

 

 

とてもいい試みだなと実際に使用してみて感じました。

 

 

他の方はどうされたのかわかりませんが、私たちはシュラフカバーやインナー毛布などを持参していたので、布団の内側にそれを入れて使用しました。実際に効果があったのかはわかりませんが、直接肌に触れるよりも良かったと思います。

 

 

 

ご飯はどんな物がでる?

 

夕ご飯の時間はチェックインした時点で決められていました。

 

全員が同じ時間だったのかはわかりませんが、私の場合は17:30でした。

 

 

そして、夕ご飯は「お魚またはお肉」を選ぶことができます。

 

チェックインの時に聞かれるのでそこで選択することができます。

 

 

私はお肉にしたのでハンバーグでした。お魚だとたしかサバでした。

 

 

 

 

見ての通りかなりのボリュームです。

 

世の中の一般的な定食よりも量が多かったです。ご飯とお味噌汁はお代わり自由です。

 

 

今年はコロナウィルスの影響なのか、お代わりの時は古いお皿はNGで新しいお皿で頂けました。

 

例年とは仕組みが違うかもしれないので参考程度にして下さい。

 

 

 

 

 

こちらは朝食です。朝食もまたボリュームがありました。

 

全てにおいて量が多いので私は食べきれませんでした。個人的な感想をいうと疲れていたので、オレンジジュースが出たのはとても嬉しかったです。

 

 

朝食はいくつかの時間の中から選ぶことができました。

 

 

ただ、毎回思うのが山小屋のご飯の時間は実はとても厄介なのです。それは日の出や日の入りと時間がかぶってしまうからです。ご飯の時間を拘束されてしまうと、いい景色を逃す可能性があるので素泊まりでもいいのかなと今回思いました。

 

しかし、縦走の場合は荷物が重いと肉体的にしんどいので、食糧を大量に持っていくのも大変なことは確かです。そして今回はずっと暴風だったので、外で火を点けてごはんを食べるのも難しそうな気はしました。テン泊の方は外で食べていましたが、とても寒そうでした。8月でも寒さを感じるので他の季節だと本当に寒いと思います。

 

 

夜は喫茶室に変わる食堂!

 

食堂は夜になると喫茶室になります。

 

その名も「ランプの喫茶室」です。

 

 

 

 

夕食が終わると食堂にはランプが灯り、素敵な喫茶店に様変わりします。

 

私は利用しませんでしたが、ケーキ、コーヒー、ワインなど、山小屋とは思えないメニューが揃っていました。

 

 

食堂自体はそんなに広くはありませんが、コロナの影響もあってか混雑している様子もなく、

 

山小屋泊をみなさん楽しんでいるようでした。

 

 

 

トイレはどう?きれい?

 

 

トイレは燕山荘同様にとてもきれいでした

 

水洗トイレとはもちろん違いますが、それでも山小屋ではきれいな方だと思います。どう考えても金峰山のトイレとは比べものにはならないレベルです。あそこのトイレはひどすぎるレベルです。それと比べたら全く問題はありません。

 

規模の大きい燕山荘に比べるとトイレも洗面所も狭いとは思いましたが、収容人数も少ないので混雑することもなく、快適に使うことができました。

 

 

宿泊者以外の方のトイレの利用は1回200円を払わなくてはいけないのですが、宿泊者はもちろん無料で使えます。友人はそれを知らずにお金を払っていましたが、実際には払う必要はありません。

 

 

 

山小屋グッズ

 

山荘の入口を入るとすぐにあるのが、数々の美しい写真です。

 

大天井岳のすぐ裏手にあるのが槍ヶ岳なので、槍ヶ岳のものが多かったです。

 

 

 

 

燕山荘に比べるととてもこじんまりとはしていましたが、

 

可愛らしい山小屋グッズがいくつもありました。

 

 

 

 

あまり山小屋グッズを集めてはいないのですが、

 

デザインの美しさに惹かれてバンダナを購入しました。たしか800円だったと思います。

 

 

他にはTシャツ、エコバッグ、ピンバッジなど山小屋らしいグッズが揃っていました。

 

 

 

感想

 

燕山荘グループというだけあり、とてもきれいで快適な山小屋でした。

 

燕山荘に比べると規模は小さいのですが、不便に感じたことはありませんでした。

 

 

山小屋は電話予約のことが多いのですが、燕山荘グループはWEB予約ができるので、予約のしやすさもポイントが高いです。もちろん、予約変更やキャンセルもWEBで行うことができます。

 

 

他記事で紹介する予定ですが、大天井岳は必ずどこかの山を経由しての縦走でなくては登ることができません。表銀座縦走路は北アルプスでもとても人気のコースなので、来ている方々は山慣れしている方がほとんどでした。ここからは槍ヶ岳はもちろんのこと、常念岳から蝶ヶ岳などのコースもあるのでさまざまな楽しみ方ができるのもポイントです。

 

コロナ渦の中で利用しましたが、コロナ対策も文句なしで安心して利用することができました。表銀座が好きなので個人的には毎年利用したい山小屋になりました。

 

 

 

 

tomo

旅と登山が好きです。以前は旅の方が好きでしたが、今は山中心の生活をしています。晴れた週末は基本的に山にいます。百名山を踏破するのが目標です。旅ではヨーロッパに行くことが多く、今まで16か国に訪れました。

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