偶然に降り立った町でモスタ・ドーム(Rotunda of Mosta)に出会いました。それはイムディーナの北東にあるモスタ(Mosta)という小さな町にありました。人口は約2万人。外観の壮大な建築に魅了されて、思わず足を踏み入れました。
入場料:€2
営業時間:月-金 9:30-17:00/土:9:30-16:00/日:12:00-16:00
通りを挟んで撮らないと全体図が入らない壮大さです。大きなドームをもつ珍しいデザインの教会です。モスタドームはローマのパンテノンをモデルに造られています。そう言われると確かにパンテノンに似ています。
中はとても美しい教会でした。ドームの装飾も色合いも本当に美しいです。色合いがとても素敵なのでしょうね。外観からは想像できないデザインです。こんなに美しいとは想像せずに入ったので、とても感動していました。
モスタ・ドームは奇跡の教会と呼ばれています。第二次世界大戦中にドイツ軍が放った爆弾がこのドームに投下されました。それは500kgもあるとても大きいもので、そのまま教会に直撃したのです。当時、教会の中には数百人の人がいました。しかし、爆弾は爆発することはありませんでした。この奇跡から”奇跡の教会”と呼ばれるようになったそうです。
どの角度から見ても本当に美しい教会なので、爆発せずに残されてよかったなと個人的に思います。教会はどこでも素敵なもので個人的にとても好きですが、その中でもモスタ・ドームは好きな教会です。
そして、実はこのモスタ・ドームは世界で三番目に大きなドームなのです。1位はバチカンのサン・ピエトロ大聖堂、2位はロンドンのセント・ポール大聖堂だそうです。マルタの田舎町にある教会が、そんなに大きなものだとは不思議な気もしますが、このドームの直径は37.2mもあるそうなんです。この大きさを聞くと何だか納得できます。
教会はどこも似ているようで違います。宗教的なことは分からないのですが、教会の建築様式を見ることが旅の楽しみのひとつでもあります。
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